プログラムでは、数値や文字などさまざまな「値」を扱います。
それらの値を一時的に保存するための箱が「変数」です。
この章では、変数の使い方と、値の種類を表す「データ型」について学びます。
using System;
class Program
{
static void Main()
{
int age = 25;
string name = "たろう";
Console.WriteLine("名前: " + name);
Console.WriteLine("年齢: " + age);
}
}
このプログラムでは、int
型の変数age
と、string
型の変数name
を定義しています。
Console.WriteLine()
でそれぞれの値を出力しています。
int
:整数(例:1, -5, 100 など)を表します。double
:小数(例:3.14, -0.5 など)を表します。string
:文字列(例:"Hello")を表します。bool
:真偽値。true
(真)またはfalse
(偽)を表します。
C#では、代入する値から自動的に型を推論するvar
も使えます。
var message = "こんにちは";
var number = 10;
var
を使うと、型を省略できますが、可読性を考えて使いすぎには注意しましょう。
この章では、変数の定義方法や基本的なデータ型について学びました。
次章では、演算子と式について学んでいきましょう。